ありがとう、安室ちゃん。安室奈美恵はやっぱりヒーローだった。namie amuro Final Tour in TOKYO DOME参戦!!

こんばんは、さくらん坊です。

今日は、日記です。ツアーの感想を。ネタバレとかはしていませんよ〜でもちょっとポエミーかな。エモい、、

5/6に東京ドームで行われた、安室奈美恵さん25thライブに行って来ました。

「namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜」との名前通り、今年で引退をする安室ちゃんの最後のツアー。

小さな子供もいるし、そもそもチケットも手に入らないとハナから諦めていたのですが……幸運なことに行ける事になり、ゴールデンウィークの最終日の東京ドームにいざ出陣。

最初に書いておくと、私は安室ちゃんのファンだと胸張って言いたいけれど、だいぶライトな部類です。中学、高校まではCDも全部持っていたけれど、近頃の楽曲は正直あまり知らなくて、ファンクラブに入っている訳でもなく、ライブはこれが初。

そんな私が、Finalと書かれたツアーに来れたのはとても幸運だったけれど、少し申し訳なくもありました。行きたくても、どうしても行けなかったファンが多くいるはずだから。

私も、唯一がむしゃらに好きだったJUDY AND MARY のライブ、同じようなことはよくあったもんな。

でも、熱意の差はあれど、安室ちゃんの音楽が好きで、安室ちゃんが好きで、その存在を応援しているんだから私もファンだ。ってことで、せっかくの機会に恵まれたのだから、しっかり楽しんで参りました。

結果、なんだかすごく前向きになって帰宅することに。その想いを、ここに残したいと思います……!!!

 

私と同じ世代の大多数、安室ちゃんの歌が流れれば、ついつい自然と口ずさんでしまうんじゃなかろうか。しかも、結構ソラで歌えちゃうんじゃなかろうか。

そのくらい、当時の(今も衰えていないけど)安室ちゃん人気はすごかった。

私が初めて安室ちゃんを知ったのは、今はなき歌番組「THE 夜もヒッパレ!」なつかしー

バラエティ色の強い番組で、今の安室ちゃんのイメージとあまり結びつかないちょっとコント調な賑やかなものでした。

その中で、まだ10代半ばの安室ちゃんは、どちらかと言うと笑い要素控えめなイメージだったからやけに覚えている。ちょっと恥ずかしそうなのがまた可愛かった。細くて華奢で、自ら目立とうとしている感がない。でも、ステージに上がると途端に歌もダンスもキレッキレで、お茶の間と私に衝撃を与えたのです。

そのうち、世の女子中高生、一部小学生も、みんな揃って彼女の真似をはじめました。

これがアムラー。猫も杓子も皆アムラー。特徴的な細い眉に、シャギーの入ったロングヘア、唇の輪郭濃いめのリップ、そしてミニスカートの厚底ブーツ。

この格好の女の子が、街に溢れたのです。まだソロではなく、安室奈美恵withスーパーモンキーズの頃だったかな。

アムラーは、少し上の世代のブームでしたが、私のJK時はTK全盛期。その頃にはもう安室ちゃんの人気は不動のものでしたね。

私はギャルではなかったけれど、皆と同じく大きめのカーディガンにミニスカートでルーズソックス履いたりして(私服の高校だったのにw)、渋谷こそさほど行かねど放課後は基本カラオケで、必ず誰か安室ちゃんを歌う、そんな毎日でした。

あの頃から軽く20年くらい経って、その間に私は大学生になったり、就職したり、結婚して子供を産んだり、地方行ってまた東京戻ったり、それなりにバタバタしている間にあまり音楽も聴かなくなっていたけれど。

ステージの上に、あの頃のイメージそのまま、しなやかさとハンサムさを増した安室ちゃんが登場した瞬間。15歳の頃の、自分の内側を思い出してドドドドンと心臓に来た。なんと言うか、ちょっと目を背けたくなる若かりし頃の自分が蘇って厳しい笑。

安室奈美恵の音楽を、一番聴いていた頃。

九州の片田舎からいきなり高校デビューの東京生活。華やかな同級生に囲まれ、淡々とを装いながら結構必死だった15歳。

その頃考えていたことや悩んでいたことなんて忘れていたのに、こうして当時聴いていた音楽で思い出すっていう漫画とかでよくあるパターンが東京ドームで訪れるなんて……同じ香水の匂いがして元彼を思い出す的なやつです、ね?

最近の曲ももれなくカッコよくて、映像とダンスと歌声とでまさにエンターテインメント、最高のショーだったわけですが、どうしても昂まるのはやっぱり昔のナンバー。

「SWEET 19 BLUES」 が始まった時は、さすがに涙出た。今も昔も、一番好きな曲です。

30も半ばになって私はstray catとは口が裂けても言えないけれど、今の自分があの頃想像した大人なのかと言われると、確実にないな。大人って、もっとしっかりしているもんだと思ってた。

これ多分、10年後にもそう言ってるんじゃないかと考えて少し笑えるような、ゾッとするような。

いくつになったら、自分の考える大人像と、現実が近づくんだろうなぁ。ずっと平行線だったりして。

まあ実際はそんなことを考える暇もなく、畳み掛けるように続くヒット曲の数々。新旧どれも素晴らしくて、そして本当に古臭くなくて、安室ちゃんとTKの凄さを改めて実感。いや、ほんとすごい。(個人的には、今でもたまに歌ってしまう「ミスターU.S.A」も聴きたかった。)

このライブで、安室ちゃん以外で印象に残ったことが一つ。

私の席の近くに、大学生くらいのカップルがいた。

彼らは白と黒のツアーTシャツを着て、首に掛けたタオルを握りしめ、安室ちゃんが登場するやいなや、2人とも涙を拭った。

それを見た時に、実はつられてちょっと泣いた。

ああ、なんて素晴らしいんだ音楽って!

音楽は世界の共通言語って本当に。彼らは私よりもだいぶ若い。アムラーブームの頃に生まれたくらいかな。でも世代もヒュンと飛び越えて、こうして届くんだなあ。

会場には、小学生くらいの子供連れのファンも沢山いた。

ちなみに、90歳代の私の祖母も、たまたま縁あって、地方で行われた安室ちゃんのこのツアーを観に行った。最高齢の参加者かも?知ってる曲は無かったらしいけど、元気をもらったって言ってた。

元気とか、パワーとか、昔の気持ちとか、感動とか、いろんなものを、素晴らしい歌とダンスを。

届けてくれて、ありがとう、安室ちゃん。

私にも、なんか届いた気がする。

終わったあとの夢見心地で帰った道でも、得体の知れない前向き感に包まれて、今の私はすごく元気です。

安室ちゃんの影響力、ハンパないな。結局こんな感想。。

だけど、本当に、ありがとう。

引退のその日まで、アーティスト安室奈美恵を思いっきり走り抜けてくださいね。ファンとして、応援しています。

 

 

おまけの小話。

ライブ終了後。今回誘ってくれた従姉妹に、混雑激しい水道橋を抜けて飯田橋まで送ってもらいました。グッズを眺め余韻に浸りつつ新宿までのはずが、次に扉が開くとそこは水道橋で、安室ちゃんのライブ帰りの人たちにまた合流するという。

夢見心地すぎて逆サイ乗っちゃったなんて初めてだ。

結局、御茶ノ水から快速で新宿まで行きましたが、コントみたいな最後だったな。



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