こんばんは。錯乱坊(@ok_sabou)です。
今日は、ただ書きたいことを書いています。
有益なことは何1つありません、あしからず。
ユニクロの、Tシャツの、はなし。
少し前に、気になって呟いたこの話題。
世代だよ、並んでたよ、懐かしくてむせてる´д` ;
ユニクロまじで…裏原世代がビビる神コラボしちゃってるじゃん! https://t.co/Dlpnj8xFSK @hirosufulより
— 錯乱坊🍒THE・ワンオペマスター (@ok_sabou) 2019年5月17日
ユニクロのコラボはいつも話題になるので、追いかけなくても耳に入ってくるのですが……これは、見逃すところでした。よかった、見つけられて。
息子用に、早速GET。
長男のものは買えましたが、次男向けの100サイズ(それでもちょっと大きい)は、ネット限定サイズなので注文中。高橋盾デザインの物にしました!
今回のコラボ詳細は、こちら。
もう、たまらない。
マスター オブ グラフィックス UT コレクション フィーチャリング スター・ウォーズ
世界のファッションシーンを席巻!
日本発3人の「スター・ウォーズ」マスターによる
珠玉のUT世界のストリートカルチャーを牽引する3名のレジェンド高橋盾、NIGO、西山徹も幼少期の頃から影響を受けたと公言する、スター・ウォーズ。
そんな彼らだからこそ手掛けることができた、「スター・ウォーズ」への敬意と、こだわり、想いが詰まったUTコレクションが完成。
–UNIQLO公式サイトより引用-
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このラインナップを見て、疼かないわけがない。ヒリヒリするなぁ。
15歳。東京に来たばかりの、何かに必死でしがみついていた頃を思い出して、ヒリヒリするなぁまったく。
UNDERCOVER、NEIGHBORHOOD、A BATHING APE®、って……現役で人気のブランドを前にして言うのは失礼ですが、懐かしすぎて倒れそう。
15歳、思春期。東京。
私は、高校進学を機に東京に出て来た上京組なのですが、入った高校は、まあ普通に親元から通っている同級生ばかり(しかもなんかセレブ)。田舎出身の、一人暮らしな私は異質でした。
ありがたいことに、超洗練されたそこの生徒達(同級生だけど……校風だったのかな)は、皆いい意味でクールだし、自由で、と言うか不自由なく育った結果、自由で、そういった違いを面白がってくれる人達ばかり。
そんな環境の中、私の高校デビューは、まあ、可もなく不可もなく過ぎ去りました。
でも。
思春期の、ただの水道水でもカルキの匂い1つに何かを見出して感じ入ってしまうような思春期の頃。そんな時の一人暮らしなんて、まあ今でいう拗らせるための時間は溢れるように……そう、溢れていた訳です。(大人になっても、こんなまどろっこしい文章を描きたくなるくらいに。)
隠しきれない、「都会に一人出て来て、友達と呼べる人はいても、どこか消せない孤独を感じているあたし」に酔っていた感。
実際は、孤独どころか一人暮らしを謳歌してたし、近くに仲のいい親戚もいたし、ただの進学で複雑な背景も何もなかったのですけどね。
渋谷じゃなくって、裏原に、あたしは居場所が欲しかった。
東京中の高校生が渋谷に集まる中、ふと出会った、90年代終わりの、裏原文化。
射抜かれました、あっという間に。ズキュン……トゥクン……。
私より、ちょっと大人の誰かが集まる場所。そんなイメージでした。
すっごくありきたりな表現だけど、まさに若者カルチャーの発信地だった裏原。
コラボバッグ1つに徹夜組が出て、バブルでもないのに1枚うん万円とするTシャツが飛ぶように売れたり。そんなショップがゴロゴロあった。
その結果、
みーんな似てるけど違う、それぞれのコダワリが詰まりまくったコーディネートの斜に構えた男の子たちと、自分らしさとお洒落が入り混じった不思議な格好がなぜか似合うすごくかわいい女の子たち。
そんな、イケてる若者の象徴みたいな人が山ほどいる場所。
それが、あのころの裏原だったのです。
そこを、毎回緊張しながらすました顔で歩いていた自分を、今、思い出している訳ですね。
ついでに思い出すよね。
その場所からふわふわ浮いてしまう自分を、繫ぎとめてくれると思ってた。
似合う、似合わないじゃなくて、持っていたかったアイテムたち。
プラダやヴィトンよりずっとずっと欲しかった、憧れの裏原の、東京でちゃんとやれている自分を表す武器みたいだったモノたち。
あの頃を思い出すと、鼻の奥の方と、みぞおちあたりがズン……ってなってしまいます。ズゥゥゥンって……なるんだよ……。
15歳から18歳になるまでの、高校生の時のこと。
大学生の時は、もう違うんだよな。
なんであんなに必死で楽しんでたのに(でも楽しいふりだったりもして)、思い出すと、少し、いやぁ、だいぶ鋭く痛いんだろう、ねぇ?
若干の黒歴史感あるから、、、でしょうか、、、ねぇ!
一生懸命背伸びして、誰よりも東京人をしていたかった自分の、あの時の、カーッとなる熱さを思い出してしまう。
その気持ち、そんな熱、今もどこかにあるのかな。
いつの間にか、東京で、東京の大人になった。
まあそんなふうに、周りをみて、なんとなく乗っかって、なんとなく流れている私だったのですが。
高校の卒業頃か、大学か。いつも誰かと一緒だったのに、初めて一人で行った青山のUNDERCOVER。
バイト代で買った、薄紫色の、ユニコーン柄の(!)、茶色いベロアのパイピングとリボンが揺れていたスウェットの、そんなに、、いいえ正直、全然似合っていないあの服を、自分で選んで自分で買った。
あの日から、私はやっと、<東京にいる自分の、在るべき姿>を、意識しなくなった気がしています。溶け込んだ瞬間なのかなと、思う。何故だか分からないけど、そんな気がした薄紫色のスウェット。
もう手元にはないけれど、忘れられない一着。
裏原は、その文化は、私の上京物語の大事な一部。
ユニクロに、はなしは、もどって。
そう、そんな、くゎーーーーーー〜っ!が詰まった裏原ブランドのTシャツを、自分の息子が着る訳です。
ありがとう、ユニクロ。
ついでに買った、この「ウルトラストレッチデニムリラックスフィットアンクルパンツ」(長っ)のシルエットも最高。
こちらも昔懐かしoliveガールが着てそうなボンタン調(若者に伝わるのか)のこのパンツ、私は着こなせないけど、THE少年体型の息子には似合うはず。
なんと¥1,500が、¥790くらいで手に入りました(ざっくり)。
サイトでは出てこないので、在庫処分だと思います。欲しい人はお店をのぞいてみてね〜。
青春は、ひりひりしてて、今もずっとひりひりしているよ(極めのポエム)
ではでは、おしまい。おしまい。ここまでお付き合いいただいた方(いらっしゃれば)、ありがとうございました。
次は、いつものさくらん坊でお会いしましょう。