【太宰府の観光列車・旅人(たびと)】令和で話題の万葉集ゆかりの地・太宰府の坂本八幡宮へは、この列車がおすすめ。

旅人アイキャッチ

こんにちは。春休みも間も無く終了〜、さくらん坊(@ok_sabou)です。

新元号「令和」の発表以来、テレビもネットも「令和」ブームに沸いていますね。

いや、すでにちょっと落ち着いたかな。5月1日までもつのかな。。

そんな私は、昭和に生まれ、激動の平成を過ごし、我が子たちの過ごす新しい時代「令和」を楽しみにしています。

ただのミーハーです。

「令和」で話題の万葉集。由来となった「梅花の歌」とは?

さて、この「令和」。

日本最古の歌集・万葉集に由来していることも話題となっていますね。

西暦730年の春、政治家であり歌人でもあった大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で開かれた、梅の花を愛でる歌会「梅花の宴」にて詠まれたものとされています。

もう散々目にしてますが、どんな歌かというと。

梅花の歌・序文

[漢文] 初春月、氣淑風、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香

[書き下し文] 初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す

[読み]しょしゅんの れいげつにして、きよく かぜやわらぎ、うめは きょうぜんの こを ひらき、らんは はいごの かを かおらす

漢文も書き下し文も難しいけど美しい響き……!(ミーハー)

春の初めの、何をするにもよい月の頃、空気は澄んで和やかな風のなか、梅は鏡の前のおしろいのように白く花開き、蘭は身にまとう香のように薫っているよ

ってな感じですね!私的な現代語訳として、ざっくりね!

 

ちなみに、パッと見、分かりにくい漢字の持つ意味などはこちら

  • 令月:何事をするにも良い月・めでたい月/陰暦2月の異称
  • :しとやか
  • :ひらく・閉じているものが開く
  • :身につける/心に留めて忘れない

1300年も昔の情景が、匂いも含めて蘇るような、爽やかで美しい歌だなと思いました。

細かく調べていくと、元となった中国の漢文についてや、ここでいう蘭は蘭の花を指していないだとか、色々沼にハマりそうになるので割愛。

気になった人は、調べてみましょう!

新元号を選ぶにあたっては、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている」との記載が、首相官邸のH.Pにあります。

子供達が育っていく「令和」の時代。そんな世の中になっていってほしいと、切に願います。

万葉集ゆかりの地・福岡県太宰府市

なんだか終わりそうになりましたが、続きます。

本題、本題!

「令和」誕生のきっかけとなった「梅花の宴」が開かれた大伴旅人の邸宅。

その邸宅があったとされるのが、福岡県太宰府市にある大宰府政庁跡の坂本八幡宮です。

この坂本八幡宮や近くの太宰府天満宮には、すでに観光客が殺到しているとのニュースがありました。

よかったよかった、みんなミーハー…!

太宰府観光列車「旅人-たびと-」

このゆかりの地・太宰府に向け走っている観光列車。

それが、福岡の私鉄・西日本鉄道(西鉄)が運行する、太宰府観光列車「旅人-たびと-」です。

福岡・天神と太宰府を結ぶこの列車。

観光列車とありますが、予約や特別な乗車券がなくとも、通常の運賃で乗れてしまいます。

なんと太っ腹!

福岡に住んでいた頃は、私もよく出くわしました。

錯乱坊🍒

私の通勤時間帯によく走っていたから、毎日のように乗っていたよ

太宰府の観光列車「旅人-たびと-」のデザインは?

5両編成からなる旅人さん、気になるのは、そのデザイン。

太宰府の観光スポットや季節の花々をあしらった、これでもかと「和」を感じる仕上がりに。

観光列車というだけあって、実にフォトジェニックなお姿をしてらっしゃいます。

 
 
 
 
 
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一両ごとにデザインが異なる太っ腹さ。

4号目には、太宰府といえばこの方、学業の神様・菅原道真公もおわしますよ。

列車名は旅人-たびと-だけどね、正直、太宰府といえば道真公だもんね

太宰府観光列車「旅人-たびと-」の車内は?

一歩車内に足を踏み入れると、これがまた、すごくオメデタイ。御目出度い感じです。

 
 
 
 
 
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車両毎に異なる開運文様をあしらった、和柄デザイン。

  • 1号車は、健康長寿の「紗綾形(さやがた)」
  • 2号車は、安産の「瓢箪(ひょうたん)」
  • 3号車は、厄除けの「雷(かみなり)」
  • 4号車は、家内安全の「蝶(ちょう)」
  • 5号車は、学業成就の「梅(うめ)」

西鉄の旅人公式サイトには、「叶えたい願いの車両を選んで」などとの一文が。

そんなこと書いてあるもんだから、乗車のタイミングでは、ついつい選んだりしていました。(乙女)

 

ちなみに、この内装と同じ開運文様をあしらったカードを、列車内で無料配布!

見つけたら、乗車の記念に是非持ち帰ってくださいね!

太宰府観光列車「旅人-たびと-」3号車の秘密

色々とてんこ盛りの観光列車・旅人-たびと-ですが、目玉といえば3号車かもしれません!

なんとここには!

「祈願箱」と願い事を書く「願いごとの紙」が設置されています!

こちらに入れた「願いごとの紙」は、縁結びの神様として知られる太宰府の竈門(かまど)神社に奉納されます。

そんなのもう書くしかない!

そして、子供達も大喜び。乗車記念スタンプも、この3号車で押せますよ。

 
 
 
 
 
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太宰府観光列車、新しい令和の時代に向けて走る(かもしれない)「旅人-たびと-」

太宰府観光列車「旅人-たびと-」について徒然なるままに書きましたが、いかがでしょうか?

乗ってみたくなりました?

繰り返しますが、通常の運賃のみで乗れます。特急料金なんていりません。

実際、普通に電車を待ってると「旅人-たびと-」が来たりするもので、たまたま乗れちゃうとラッキー感が半端ない。

なんせ、公式サイトでも「乗車するだけで、ご利益ありそう。」って書いちゃってますからね。

なるほど。まさに。たしかに。

詳しい運行情報は公式サイトにあるので、こちらをチェックしてご乗車ください。(※天神・太宰府駅間は一部時間帯のみ運行となるのでご注意を)

ゴールデンウィーク怒涛の10連休が控える今年、新元号に沸く太宰府を旅してみるのも、いい記念になりそうです。

その時は是非、「旅人-たびと-」に乗ってみてくださいね。

おしまい。



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